うまいこといえない。

うまいこといえないひとがつたないなりに何かを残し誰かに伝えたいブログ。

佐藤哲三さん、ふたたび馬上の人に

今日、哲三さんが馬に乗った。
どんな言葉をかけるべきかと逡巡した結果、案の定月並みなことしか言えなかったので、うまいこといえない残りはここにしたためることにした。
こういうとき、何と声をかけていいかわからなくなるのだ。嬉しすぎて。

「ゆくゆくは馬に乗りたい。」
正確なニュアンスは忘れたが(たしかUstreamてっちゃんねるだったと記憶している)、ご本人の口から語られた願望。
この言葉を聞いたとき、まるで胸に希望の光が射すような心地がした。
彼の騎手人生に魅せられたファンにとってはつらく悲しく寂しいことだが、現役を退かれてからというもの、もしかしたらその日は決して来ないのかも知れないと内心感じていたから。
それでも、だからこそ、願いつづけた。
新たな夢を思い描くように。
やがて心の痼りも身体の傷も癒えたとき、馬とのふれあいがその後の人生の励みや支えとなる日が来ることを。
馬とともにありつづけた人だからこそ、ふたたび馬とともに喜びを感じられる日が来てほしいと。

いつか語られた夢は現実のものとなった。
ほかならぬ彼自身の力によって叶えられたのだ。
この日がおとずれることを我々は待ち望んでいた。
あんなにも真摯に競馬と向き合い、信念を賭してレースに臨み、心から馬を愛した人がもう二度と馬に乗らない、乗れないなんて嘘だと思っていたから。

哲三さん、おめでとうございます。
そしてありがとうございます。
いや、おかえりなさいというべきだろうか。
今日という日は貴方のファンの、そして多くの競馬ファンの想いが報われた日です。