やっと鎌倉殿壇ノ浦回をみた。
— さとえ (@satoe1981) 2022年5月10日
平家が滅んだ…!と本心でむせび泣く頼朝を見ながら、そりゃ世の中から戦はなくならんよなぁ… とぼんやり思うのだった。
人の恨みは消えない。
義経の「嘘だろ… やめろー!!」は帝と神器を欠く失態を思ってではなく、目の前で幼い命が散っていくことへの拒絶の意だった。
— さとえ (@satoe1981) 2022年5月10日
それはそうと舟の漕ぎ手は殺す。
それはそうと兄上大好きだし宗盛親子に情けもかけるし芋の恩返しもする。
ぜんぶ本心からなんだ。
小泉孝太郎さんの平宗盛がすごくよかったですね(ふわっとした感想)
— さとえ (@satoe1981) 2022年5月10日
宗盛はこう、栄華を極めた平家を自分の代で衰退、滅亡させてしまったという悲哀が感じられてよかった。
それはそうと帝は目の前で入水した。
それはそうと自分は生き延びて息子と再会する。
鎌倉殿の13人は、なんともならない人間の矛盾の描きかたがうまい。
ところで、現代の価値観で歴史の時代を裁いたりをネタにしたりするのが、わたしはあんまり好きじゃなかったりする。
光源氏がロリコンとか、渋沢栄一が不倫ゲス野郎とか、源義経がサイコパスとか、そういうやつ。
だって、ほんの十年前ですら時代錯誤なんて言われるくらいなのに、どだい無理があるよ~。
そこが入り口になって興味持つケースもあるからぜんぶがぜんぶともいえないんだけど、おもしろネットミーム化して「そう言うといたらおもろさをシェアできる、言うとけ言うとけ」みたいなのはあんまり好きじゃない。
劇中の義経がサイコパスじゃなく血の通った人間らしい人間だということは、今作はちゃんとみてたらわかるんだもの。
そういうことを考え感じるために教育も教養も必要なんだなと、特に大河ドラマみてたらひしひしと感じるのだ。