うまいこといえない。

うまいこといえない人がつたないなりに誰かになにかを伝えるための場所。

案外読まれてないもんだ

ブログもツイッターも。
わたし自身ず~っと言葉を尽くして書いてきて、それに対してず~っとリアクションしてくれてた人が、まったくわかってなかったふうなことを何気なく言ってきたときに、「そっか~」って力が抜けた。*1
自分の投げかけたものがどんな受けとられかたしてるかなんて言ってくれなきゃわからないし、リアクションで寄り添ってくれてても言いたいことをわかってくれてるとは限らない。
だからといって、誰かに何かをこう受けとってほしいと強制したいとも、わたしのことをわかってほしいともあんまり思わないのですよね。
ただ、ず~っと訊いてくれてたから、ちょっとはわかってくれてるのかなっていう期待があったから、「そっか~」って力抜けちゃったんだ。
それは悲しいことでもなんでもない。
書くことって思ってるより孤独なのだ。書くことで、ちゃんとひとりになれる。
わたしはこれでしか自分を表現できないから、ず~っとひとりで書いていくのだ。

*1:両親の離婚で男性不信だし結婚願望ないよ~って言ってきてたはずなんだけど、「婚活とか縁結びとか興味ある?」って軽~く言われたみたいな。たとえばね、たとえば。そんなかんじ。

海が見たい、海が見たい、海が見たい

海だ~~~!!

 

もう発作的に。
とにかく海が見たかった。
毎日の閉塞感にたえかねて。解放感をもとめて。これがチルアウトってやつか。


大阪から近くてオーシャンビューのいいところ。
いくつか候補をあげて、土日で無理なく行けて、泊まれそうな宿でしぼっていく。
あれこれ吟味してるうちに「でもなぁ~、知らんとこ行ったら観光せなあかんしなぁ~」って気持ちになってくる。
観光ってエネルギー使うよね。お金も使う。
元気ないときにこれはきついのだ。
なにか体験しなきゃ!見なきゃ!食べなきゃ!買わなきゃ!って、よけいに疲れちゃうの。

な~んもしなくていいように、行き先は伊勢にしました。
伊勢へは今までに二回行ってる。修学旅行と家族旅行で。
誰にも気がねせず、食べたいもの食べて、好きなときに風呂に入って、ただただぼ~っと海を眺めたい。
だから宿は素泊まりにしました。
二見浦の、海のすぐそば。歩いていけるところに神社があるから今回はお伊勢参りもなし。

 

二見興玉神社。海のそばにあるっていいよね。

 

二見浦公園。ピコリーノ(小鳥付車止め)がいた。

 

日の入り。

 

夜道もいいかんじ。

   

                           

                           

日の出。5時前くらい。美しい!

 

突発的ノープラン旅行。「食事はコンビニ調達でいいや、ちょっと地酒でもあれば」くらいに思ってたんですが、せっかくなので夕食は近くで伊勢うどんを。二日目には赤福、食べ歩きでアイスとコロッケ、三重の日本酒飲みくらべ。あれ、けっこう地元グルメ堪能したね…。

 

貝飯がおいしかった。

 

大人になると、ベタなものがありがたくなる。

 

山村乳業のソフトクリーム。旅したら絶対ひとつはアイス食べる。

 

日本酒仕込みの梅酒、いい。アテはたまり漬けチーズ。

 

思いがけず、隠れ家的ショコラトリーで絶品カヌレにも出会えた!

純米吟醸で味つけしたチョコレートのカヌレ。じゅわっと濃厚。

dandelionchocolate.jp

 


ホテルのお風呂もよかった。
旅のお風呂はだんぜん大浴場か露天派だったんだけど、貸切の家族風呂がまあ快適で快適で。
深夜は予約なしで空いてる場所に入り放題なのをいいことに、日の出を待つあいだゆっくりと。
夜、深夜、朝とあわせて三回入れたので、風呂旅としてもまずまず。

そんなこんなで翌10時にチェックアウトして駅まで送迎してもらい、ちょっと小腹を満たしてからお土産を買って、名残惜しくも早々に帰阪したのでした。

 

いま周りを見渡しても、ツイッターみてても、あんまり食べられない人もいる。自由に出歩けない人もいる。体調が思わしくなかったり、なんとなく元気のない人もいる。
みんななにかしら各々の事情で疲れていたり、問題に直面してたりする。
そんななかでわたし、のんきに旅をして、浮かれてツイートしてもいいものか…
なんて思ったりもしたんですが。
わたしだって人からすればどうだっていいことの積み重ねで元気をなくして、なんとか自分で自分を元気にするために、思い立ってぶらぶらと出かけてきたのだ。
たとえ自分が落ち込んでいても、知ってる人が楽しそうに出かけたり、おいしいもの食べたりしてるとこっちまで嬉しくなるしね。
だからこれはこれでいいのだ、と気をとりなおしてこのブログを書いている。
また海みながらぼ~っとしたり、意味もなく何回もお風呂に入ったり、おいしいもの食べ歩いたりしたいので、そこそこがんばってやっていく。
ほんのたまにはこういう非日常を味わいたくて、長~い日常をなんとか生き抜いて暮らしていく。きっとそれくらいでいい。

ああ、たのしかった、癒された。また行こう、伊勢。

憧れのお粉で、ふんわり幸せ

ついに。やっと。
コスメデコルテのフェイスパウダーを買いました。

きれい! キラキラ! ツヤツヤ!
開けた瞬間ふわっといい香りがする!
これはまさに、子どものころ憧れてたきれいなおねえさんの匂い。
手にとるたびに、顔にはたくたびに、一瞬我を忘れてうっとり。 

色は00トランスルーセントにしました。
ノンパールなのにつややか。
カートに入れる間際まで80ピンクグロウと迷いに迷って、毎日使うのにあんまりラメラメキラキラピンクピンクしてもなぁと思いとどまった。
けど00の自然な仕上がりを見るにピンク&パールで血色感足してもぜんぜん大丈夫そう。
たぶんパーソナルカラーや肌質にもそこまで影響せず、どの色を選んでも違和感なく仕上がるんじゃないかなぁ。
わたしはウィンターでマットだめツヤないと5歳老ける顔なのだけど、これならノンパールのベージュでもアリな気がする。
ブルベに合うとされるパープルの下地が白浮きするタイプだからよけいに。

今回は@cosmeに送ってもらいました。
何年も欲しい欲しい言いながら「コスメに5000円超… 畏れ多い…」って怖じ気づいてたのだ。
思いきって手に入れたのは、暮らしをちょっと変えたかったから。
メイクは日常、暮らしの一部なのでね… めんどくさいときもあるけどやったらやったで楽しい。
「ツヤ肌をお金で買った~」ツイッターでつぶやきましたけど、それも真実なんですけど、いいものを毎日使える納得と満足感と、「なんか嬉しい~幸せ~」って気分も一緒に買ったのだと思います。
コスメ買うとアガる。使うともっとアガる。
コスメデコルテといえば、アイグロウジェムもずっと欲しい欲しい言ってるのだよなぁ。そっちもそのうち。

 

www.decorte.com

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鎌倉殿、おもしろいわね…

宗盛はこう、栄華を極めた平家を自分の代で衰退、滅亡させてしまったという悲哀が感じられてよかった。
それはそうと帝は目の前で入水した。
それはそうと自分は生き延びて息子と再会する。
鎌倉殿の13人は、なんともならない人間の矛盾の描きかたがうまい。

ところで、現代の価値観で歴史の時代を裁いたりをネタにしたりするのが、わたしはあんまり好きじゃなかったりする。
光源氏ロリコンとか、渋沢栄一が不倫ゲス野郎とか、源義経サイコパスとか、そういうやつ。
だって、ほんの十年前ですら時代錯誤なんて言われるくらいなのに、どだい無理があるよ~。
そこが入り口になって興味持つケースもあるからぜんぶがぜんぶともいえないんだけど、おもしろネットミーム化して「そう言うといたらおもろさをシェアできる、言うとけ言うとけ」みたいなのはあんまり好きじゃない。
劇中の義経サイコパスじゃなく血の通った人間らしい人間だということは、今作はちゃんとみてたらわかるんだもの。
そういうことを考え感じるために教育も教養も必要なんだなと、特に大河ドラマみてたらひしひしと感じるのだ。

つづける

人に何かを伝えようとしても、相手が心を開いてないとうまく伝わらない。
ずーっと同じことを言ってたとして、「あっ、今やっと伝わった!?」って瞬間が、書くことを長年やってたらときどき奇跡のようにある。
伝えたいことは、言いつづける、書きつづけるところに意味が生まれるんだと思う。