競馬が好きだ。その気持ちは変わらない。
でも。
この頃は不祥事だったり一部の人のやらかしだったり現場に対する無理解からくる炎上だったり、それらに対するファンの反応みたいなマイナスの感情が逐一シェアされてくるのがしんどくなってきました。
ファンがファンを、あるいは関係者を一方的に裁く、ネットリンチみたいなのもしんどい。
わたしは基本「素人は黙っとれ」を信条にしているので。
(馬を知りそばにいる人を信じる。だから思い感じる自由はあれどファンが言えることはそう多くない、という考え)
いまの世の中、過激な感情と言葉であふれている。そのひとつひとつを昇華するパワーはさすがにない。
ただでさえ現地へ行けなくてエネルギー不足なのに。
なので、「わたしはわたしの好きなものだけをしっかりと好きでいられるのならそれでいいのだ！」と、ジャンルそのものに積極的にかかわるのはお休みしてたりします。
自分の好きな気持ちは変わらないのに、世の中の流れだとか、どこかにいる一部の“集合体としての誰か”のために、ジャンルにいるのがしんどくなることってけっこうあると思うんですよ。
そしてそれはべつに裏切りでも悪いことでもない。
十年以上やってりゃ世界も客層も価値観も変わるよ。
いてる人間も変わるし、自分自身だって変わるし、マンネリも来るよ。
複合的なアップデートだよ。
いまぜんぶひっくるめて変化の流れが来てるんだと思う。
コロナ禍が世界を変えた、なんて言いたくないけどたしかに一因ではある。
それでも好きだから、なんとかここにいられる距離感や居心地のいいかかわりかたを考えてみるのです。
愛というより執着なのかもしれないですね。でもそれでもいいです。
好きなものを嫌になって失いたくないから、わたし自身もアップデート。
