うまいこといえない。

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推しのグッズ、いくらまで出せる?

ハドラー親衛騎団のチェスセットが出るらしい。
受注生産330万円也。純銀製。

dq-dai.com

正直、アニメ化が決まった時点でオリハルコンのチェスグッズは絶対出るだろうなと思ってた。
でも、いや、もっとこう、ドンジャラくらいのノリとクオリティを想像してたんだ。
ダイの大冒険でたのしくまなぶチェスゲーム、みたいな。
大人向けにはちょっとしたチャームとかアクセサリーとか。
なんやこれ! ガチのやつやんけ!
グッズというよりインテリア? 骨董品? 貴金属?
二十年後なんでも鑑定団に出てくる代物だよ!
愛が重いよ!
ドンジャラクオリティなら買ったよ!
弟とめっちゃ笑った。

「推しとオタクとグッズ」といえば古くはハンマープライスという深夜番組がありましてね。
時間や体験なんかを芸能人と共有できる権利だったり、このために作られた世界にひとつしかないグッズだったりをオークションにかけましてね。
それらをスタジオに集まった観覧者(ファン)が競いあい入札しましてね。
どんどんつりあがる金額をワクワクしながら、「すごいなこの人たち…」と子ども心に感心しながら観てた。
そんなわたしはファンと騎手の集いのチャリティーオークションで、敬愛するジョッキーのサイン入りグッズに手すら挙げられなかったのだった。
持ち合わせが心細かったのもあるけど、大勢の前で「好きです!!」って宣言するみたいで恥ずかしかった。
想いは秘めておきたいタイプ。推しに存在を知られたら溶けて消えるタイプのオタク。

買う人は決して多くはないけど、ひとりはいるだろうな絶対に。
自分は絶対買えないが、買った人の話は訊いてみたい。
そうそう、そうなんだ。
オタクというもの、キャラの絵がついたグッズよりも、キャラが劇中で使ってるアイテムがほしいんだ。
さすがお目が高い! お値段も高い!!

というわけでわたしは魔界の名工ロン・ベルクが飲んでた酒が飲みたい。
興奮のあまりぶん投げた酒瓶と、大仕事を終えた後の最高にうまい一杯と、不肖の弟子に開けさせた瓶の三種類をセットで。
ワインなのかウィスキーなのかブランデーなのか。作中では言及されてなかったぶん想像がふくらむ。
最近は酒の公式グッズもわりと出てるしいけるいける。
一本一万円までなら出す。
いまホットな蛯名正義調教師の勝ち鞍酒もたしかそれくらいだったはず。