うわぁ、スワローズ強かったなぁ。勝つべくして勝った。
優勝おめでとうございます。
ちょっと早いけど、もどかしくも熱くたのしい一年間だった。
まだクライマックスシリーズと日本シリーズあるけどね。
野球を観ているときは野球のことだけを考えていられる。
プレー時間が長いのもいい。ごはんときから約３時間。
月曜日を除く平日のナイターを、食卓を囲みながら観る。放送のない日はラジオを聴く。
まだまだ外へ出て遊ぶ気にもなれず、家族としか親密に関われないクローズドな生活にもだいぶ息がつまっていたから、共通の娯楽でわいわい盛りあがれるのはありがたかった。
何か話そうとしても、今年は特に、たのしい話題自体があんまりなかったから。
リーグ優勝を目指す阪神タイガースの奮闘に一喜一憂することが大きな救いになっていた。
数少ない癒やしのひとつだった。
テレビもSNSも情報とも感情ともつかぬ言葉であふれかえっている。
疲れはてたわたしは今年そこからドロップアウトした。
もうなにも見たくないと心を閉ざそうとしたとき、ずっとそばにあったのが野球だった。
逃げ場所にしていたのかもしれない。
でもたしかに、もどかしくも熱くたのしい日々だった。
スポーツに嘘はない。
スポーツの中では常に時間が進んで結果が出る。
スポーツは、アスリートは、人に夢を与える。
かれらに生きる力を与えられて、ここまでなんとかやってきた。
残りふた月も、たぶんだいじょうぶ。
