うまいこといえない。

うまいこといえない人がつたないなりに誰かになにかを伝えるための場所。

誤配、めっちゃ恥ずかしい

宅配ロッカーをフル活用している。
だいたいPUDOステーションで受け取れる。そう、ヤマトならね。
このご時世で対面受け取りもあれだし、日中働いてるし、同居人に受け取ってもらうのも気を遣うし、ドライバーさんに手間かけさせたくないし。
というより、いつ来るかわからない、荷物を待ってる状態がなんとなく苦手。
サクッと自分のタイミングで回収できる快適さを知ってしまうと… ねえ?
すべての荷物を宅配ロッカーで受け取れたらいいのに。
それくらい、わたしは宅配ロッカーのヘビーユーザー。

だが。

おかしい。認証キーを入力してもエラーになる。
扉が開かない。
荷物はあるのかないのか? 入れ間違えたのか?
もしかして誤配ってやつ?
問い合わせてみたところ、別の人のところに入れ間違えたもよう。
データ上ではあることになってるんだけど、実際にはないっていう。
う~ん、やっぱり、ひとのやることだからそりゃあありますよね、エラー。
それでもう別の人が扉を開けてしまったあとで、自分の荷物と一緒に持ってってしまったんだって。
さらにさらに、わたしの荷物、開封しちゃったんだって。
うわぁ。まじか。
ええぇ~、なんで開けるの~、一目見たら違うってわかるのに。
だんだん恥ずかしくなってきた。

ああぁ、めっちゃ恥ずかしい、荷物見られたの!
やばい! 時間が経ってもじわじわ恥ずかしい!!
よりによって本が誤配されるのは恥ずかしい!!
赤の他人に脳みその中を覗き見られたみたいで恥ずかしい!!
ああああぁ! うわああぁ!! めっちゃ恥ずかしい!!!

幸いにも運送屋さんがすぐに回収してくれて、問い合わせた翌々日には自宅のポストに投函されて事なきを得た。
聞いていたとおり封が破られてて、ああ、誰かに開けられたんだなって、また恥ずかしくなった。
これ、もっとプライベートなものが誤配される可能性だってあるからわりと笑い事ではないなぁと思いながら。
まあそこはまた信用するんだけど。
誤配された知らん人の荷物開ける開けないは、その人の良心によるところが大きいもんなぁ。わたしはぜったい開けないけど。
だって嫌やん、開けたやろ、盗ったやろって、あらぬ疑いかけられたりするのん。
ちゃんと届いたのでまあ運がよかったです。見知らぬ人の良心に万歳。

トゥルゲーネフの初恋って書いたら身バレしそうだな。べつにいいけど。
先月Kindleの青空文庫で読んですごく気に入って、今度は女性による新解釈の翻訳で読んでみたくなったので取り寄せた。
本屋さんでは既読のものしか見当たらなかったので。
期待したとおり、やわらかい感じがして、訳もよりみずみずしくて読みやすかった。
なによりジナイーダがかわいい。
神西清バージョンはコケティッシュを装ったナイーブな女、沼野恭子バージョンはどこかあどけなさを残した等身大の女の子。
どっちのジナイーダもおもしれー女である。
翻訳って、原作に限りなく近い公式の二次創作なんだなぁ。
わたしは初恋の二次創作を読みたいし、考察したいし、書きたいのだなぁ。求めているのだなぁ。
まあそのうちに、ひっそりと、なんか書くかもしれない。
というわけで次は小川洋子バージョン(絵本)が来る。楽しみ。