うまいこといえない。

うまいこといえない人がつたないなりに誰かになにかを伝えるための場所。

プロ野球チップスで、日々にワクワクを

まだあるのかな、子どもの頃になんかそういうものがあったよな。
ふと思い出して探してみたら、すぐに見つかった。
スーパーやコンビニにふつうに置いてあった。
さすがメジャースポーツ。
野球に興味なかった時は目に入ってなかっただけで、ず〜っと変わらずありつづけてることに謎の感動があった。
おまけつきのお菓子、好きだったな。
気が向いたときに一袋買って、ワクワクしながら封を切って、お目見えしたカードにまたワクワクする。
ポテトチップスを肴に、目が合ったその選手のことを考える。
検索してみたりもする。
記念すべきマイファーストカードは千葉ロッテマリーンズ荻野貴司選手だった。
パ・リーグのことはあんまり知らないから、はじめましてのひと。
爽やかながら、いい意味で男くさい男前だ。
これも縁だからちょっと注目してみようと思う。足が速いって素敵ね。
カードの引きは今のところなぜかバファローズ率が高くて、今をときめく山本由伸投手を筆頭にもうすぐ打線が組めそうな勢いである。
集う集う、オリックス勢。ランダムのはずなのになんでなんだ。
応援している阪神タイガースの選手とはまだご縁がない。
同じくたまに買ってくる弟はもう3人くらい引いてるのに!
今や虎の守護神を任されるまでの成長を遂げた、岩崎優投手のカードが欲しいのだ。
願わくばキラキラしてるやつ。
わたしはこの、笑ったら実はかわいい、ポーカーフェイスの職人たる彼が好きだ。ギャップ萌えというやつだ。
ものすごくベタだけど、お立ち台でのモノマネでコロッと落ちてしまったのだ。
先発で投げてた頃から見てたはずなのに、今までなんにも知らなかったんだなぁと思った。もっと知りたいと思った。
というわけで「推しは誰?」と訊かれたらこのひとということになる。わざわざ言わないし、ほんとうに穏やかな熱量で見ているだけに過ぎないから。
野手なら大山悠輔選手が欲しい。
このひとも笑うとかわいい。チーム想いで練習熱心で、背中で語るタイプのひとだ。
途方もない確率だけど、このひとたちを引き当てたいがために、プロ野球チップスをのんびりと買いつづけるだろう。
でも、いわゆる大人買いはしない。
子どもの心でワクワクしたいから。

 

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