うまいこといえない。

うまいこといえない人がつたないなりに誰かになにかを伝えるための場所。

ご自愛メソッド 痩せと筋トレとわたし

身長158cm体重55kg。
ドンピシャの標準体重、これがわたしだ。
骨格ストレートなので全体的に分厚いつくりで重量感ある。
よくいえばヘルシー、女性としてはたぶんぽっちゃりに仕分けされる。
(世の中の女の人はなんでみんなあんなに細いんだ? 大丈夫か? 栄養足りてるか? 飴ちゃん食べる?)
美容体重はとっくの昔にあきらめた。
若い頃はかわいい服着たいとか、好きなひとのために綺麗になりたいとかそんな願望がまあ人並みにはありまして、がんばってダイエットをしたもんです。
でも痩せたら決まってとんでもない性格ブスになる。
何度か5kgくらい落としたこともあるけど、そのたびに超絶めんどくさい不機嫌女と化した。
見てくれが多少スッキリしたところで、人間としてはまるで魅力的でないし、誰だってイジイジイライラしてる女と好き好んでかかわりたくはなかろう。
わたしだってそんな自分が大嫌いだった。
生理周期はめちゃくちゃになるし、お通じも滞るし、肌は汚くなるし、情緒不安定になるしで、痩せたら自分が自分でいられなくなる。
わたしにとって、がんばって痩せることは無茶ごとなのだ。
まことに残念ながら、体を細くすることに心と体が向いてないのだ。
だからやめた。
食べたいものがあれば食べて、いつも自分を満たすようにしている。
よっぽど暴飲暴食しないかぎりは冒頭で挙げた数字からは大きく変動しないので、まあまあ節制できてるのだと思う。奇跡である。
合ってるのだ、この数字が。
めちゃくちゃ健康なのだ。ほんとうにありがたい。

 

世界一大好きなドーナツ屋さんのドーナツサンデー!

 

ただひとつだけ、ゆずれないことがある。
お腹だけはこれ以上出したくない。
出したくないということは、ぺたんこではないってことだ。
バーン!と突き出てはいないけど「出てるよな〜ふわっとしてるよな〜」という感じ。
がんばって痩せたときも、腹筋が割れたり硬くなったりしたことはない。
いつだって、やわらかくて触り心地のいいお腹である。
だからここらへんでキープしときたいのだ。
欲をいえばもうちょっとだけ引き締めたいかな。
水着になったり誰かに見せる予定は今のところないけど、ひとりでも温泉やサウナに行くし、なにより気に入った服を着たい。
というわけで、寝る前にお腹のストレッチはしている。
それプラス、お通じがないなと思ったら腸にきく運動、肩が重ければ二の腕と肩甲骨はがし、下半身に疲れがたまってる時は脚のストレッチ。
その日のお好みで体をほぐす。
痩せたいからというよりも、気持ちよく眠るため。
明日のパフォーマンスをよくするため。
自分を満たしてご機嫌にするため。
気持ちよくいることがいちばん大事だから、心や体がしんどい日は無理しない。
「メンタル弱ってるときは筋トレしろ」ってよくきくけど、そもそも筋トレできる時はぜんぜん大丈夫なんだよ。むしろ超絶前向き期だ。
ほんとに弱ってると筋トレする気力すらわいてこないよ。なにもかもが嫌で億劫でしんどいよ。
心の中で飼ってるコウペンちゃんに「生きてるだけでえら〜い!」と言ってもらってだましだましやってる状態。
わたしはそれで何回もストレッチ中断してるよ。
実はこないだまで何もできてない期がつづいてたよ。
でもそれは怠けでも甘えでもないのよ。
何もできないときは「やらなくていいから休みな」っていう心のサインだと思ってる。
まあそれで一時期いつものカラムーチョ依存性に陥ったりしてたんだけど、体重にも体型にも変化はなかったから、それだけ弱ったメンタルにエネルギーを持ってかれてたんだと思う。
仕事とかコロナとか家族のこととかいろいろあったからねえ。肥える隙がなかったんだ。
かといってやつれもしなかったから、我ながら生命力が強すぎる、わたしの体。
肌は多少荒れたから健康の貯蓄をいくらか切り崩したのかもしれぬ。
今は絶賛回復中。マスク生活もあって、あごの荒れが手強い。

できるときに体を動かす。
できない時は無理しない。
食べたいものを食べて幸せでいる。
自分で自分のご機嫌をとる。
これが新生・四十路わたしのご自愛メソッド。

 

 

 

 

 

ストレッチはここをみながらやってる。