今月も生理がきた。
くるたびに「この体はもう、ふかふかのベッドを作れないのだろうな〜」とぼんやり思う。
量が減った。歳をとった。
結婚して子どもを産む人生を選ばなかったんだなぁと実感する。
四十路ってそういう年代。
ちょっと前まで月経カップの導入をわりと真剣に考えていた。
量も減った今、そこまでの利便性は求めてないよなぁと見送った。
布ナプキンと紙ナプキンとタンポンの併用でじゅうぶん。
もともとそんなにひどくもなかったけどたしかにあった生理痛も、若い頃よりましになった。
痛み止めを飲むこともほとんどなくなった。
PMSのときのイライラはうまくご機嫌をとれるようになった。
憂鬱感と落ち込みだけはわかっていてもどうしようもないから、どうせすぐ終わるんだしと大人しく受け入れることにしている。
あとは、いつ終わるのかなぁ、という感じ。
そろそろなのか、まだまだつづくのか。
終わったら終わったでショックはありそうだなぁ。備えとこう。
ソフィのアプリで記録をつけはじめた。
紙の手帳を使わなくなってからはGoogleカレンダーに書き込んでたけど、あとで見返しにくいと気づいてやめた。
何かあったときのために。
たまたま運良くここまでこられただけで、いつなんどき婦人病にかかるかわからない。
乳がんは昨年に検診してだいじょうぶだった。
内診は次の健康診断でお願いするかなぁ。
二十代のとき生理不順と痛みで婦人科に通ったとき以来だなぁ、内診。
いくらなんでも無頓着すぎる！ って方々から叱られそうだけど。
ちなみにそのときは子宮が荒れてただけで、特に名のある病気でもなく２、３ヶ月くらいの服薬だけで治った。
実は生理の話は苦手だ。
オープンにしようという流れがあるけど、ツイッターとかで流れてくるとドキッとする。
わたしもまた古い教育しか受けてない、昔の価値観の中で育った人間だから。
弟がいるけどこういう話はほとんどしたことがない。けど、それなりに優しい。
わたしも「理解しなくてもいいから許容してくれたらいいよ！」という考え。
お互いに体が違うから、ぜんぶがぜんぶわかりっこない。
でも、わからなくても寄り添うことはできる。それでいいと思ってる。
