うまいこといえない。

うまいこといえない人がつたないなりに誰かになにかを伝えるための場所。

すきまバイトやってみた

何事も経験。
経験で命をとられることはない。
どんといけ!
というわけで求職中はタイミーで単発バイトに入ってみたりしていた。
結論からいうと「向き不向きがある」「職場はガチャ」「仕事に貴賎はない」。
毎日たくさん雇うようなところはほぼゆきずりで、誰ともお互いに名前を呼び合うこともなく、時間内はただただ体を動かす感じ。
そりゃあそうだ。「誰にでもできる仕事」が効率よく割り振られてるのだから。
「これは何とはなしにすり減るなぁ…」
すり減るのは心か、尊厳か。
「俺は消耗品だ」というランボーのセリフを思い出したのであった。
ランボー怒りのピッキング

「働くのにも個人が個人として認められることって必要なんだなぁ」なんて思いながら、でもそれは慣れとか割り切りとか、性格とか向き不向きがあるのかもしれない。
人間が苦手な人間はどこへ行っても人間関係で悩むし、やっぱり何をするにも自分次第だ。
ただ、単発バイトという働き方はあまりに刹那的すぎる。
どんな職場かは実際に行ってみないとわからない。
単発バイトを入れざるを得ないってことは何らかの理由で人が定着しない職場ともいえるから、入ってみて「あっ…」と察するケースも多い。
もちろん良い現場だってあるのだけど。そのへんはもうガチャだ。

メリットもある。
短い時間でいろんな仕事にチャレンジできて、自分の好き嫌いや向き不向きを実感できる。
わたしはピッキングは苦手だ。でも、ものを作るのは好きだ。
人間は苦手だけどうまくできないだけで嫌いではない。
人や場所に個人として認め合いながら、やりがいや目的をもって働きたい。
ずっと抱えている生きづらさを何とかするには、そういう働き方ができる場所をじっくり探すしかないんだと再確認できた。
そこがはっきりしただけでも「めっけもん」。とてもいい経験ができたと思う。
あと当たり前だけど働くことは尊いし、どんな仕事にだって貴賎はない。
自分の労働が価値あるものかどうかを決めるのは自分自身なのだ。
対価であるところの給与が支払われるのは大前提としてね!

 

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