うまいこといえない。

うまいこといえない人がつたないなりに誰かになにかを伝えるための場所。

かかわりたくない人がかかわってくる

郵便局のシニア配達員が馴れ馴れしくしてくるのが、ずっと嫌だと感じている。
「今日はどこからどんな荷物がきたよ」「(下の名前)ちゃん」「今日は家にいるんだね」。プライバシーに踏み込まれたり、とるにたらない雑談で居座られたり。わたしは人と話すのも知らない人も苦手だから、困るし怖い。
正反対の性格の母は気にならないみたいだから、これをよしとする人もいるんだろう。
相手にとっては娘や孫に接するような、アットホームで感じのいい応対のつもりなんだろう。
だけどわたしは配送先の客でしかなく、相手の身内や知り合いじゃない。
年相応でない未成熟な容姿らしいわたしは、どうも男性からなめてかかられる傾向にあるようだ。
そう。かわいがられてるんじゃなく、なめられているだけだと思う。だって不快なんだもの。
一部の年配の男性って、年下の女性には敬意も遠慮も気遣いもいらんと思ってる節があるよねえ。乗り合わせたエレベーターで挨拶も会釈もしないのは、だいたいおじさん、おじいさんだ。
馴れ馴れしく踏み込むことを親しみや優しさと履き違えてるところもあるよねえ。前の職場のセクハラパワハラ上司もこれだった。越えてはいけないラインがその人の中にはないのだ。
みんながみんなと言うつもりはない、一部の人はそうだよね、その一部の人になめられやすいんだろうなあ自分は、って話なだけで。
そういう人たちになめられながら生きるのは正直しんどい。めんどくさい。男性自体にかかわりたくないさえ、うっすら思えてくる。
件の配達員に運んでもらうのが嫌で可能な限り別の業者や宅配ロッカーを使うようにしているけど、選べない避けられないケースだってあるもんね。
クレームを入れればいいんだろうけど、自宅と個人情報を知られているから、それもちょっと怖い。
あとほんとにへんな話なんだけど、よかれと思ってしてくれてるんだろうなあという年配の方を傷つけることになるかもしれないのも気が重い。言わなきゃわからないんだろうけど。言っても言われてもわからないんだろうけど。女性と男性とでは見えている世界が、いや世界の見え方が違いすぎるんだから。
ああ、なんでわたしが気を遣ってるんだろうなあ。こんなだからなめられるんだろうねえ。たぶん。