趣味のこと
なぜそんなに強くいられるのですか。
命を救われたままで終えることにする。
忘れることはないけれど、赦したいし、赦されたい。
あのままの世界じゃあ安心して夢も希望も託せない。
前のようにはいかないということだけはわかる。
「私にはわからんけど、あなたは好きなんですね。ふ〜ん」
おかしくなるほど必死である必要はないのよ。
「わかちあおうとすること」は次第に自分自身を居心地の悪いものにしていった。
嫌と嫌いはイコールではないのでね。
強すぎる言葉を使う人を信用できない。
どっちも正解。どっちにより惹かれるかどうか。
それはあなたが変わったからだ
美しくないところもやっぱりあるよなあと思う。
軽くなってしまったなあ。
「これがわたしだ」と赦すことに決めた。
この世に文字が在りつづける限り
こういうこところでこっそり言います。
愛も敬意もなにひとつ変わらないのに
わたしは何をしているんだろう。
なにを好きでいたのかは自分自身が覚えていればいい
強くこだわりすぎるから、いろんなことが許せなくなっていく。
趣味だからさ。義務じゃないからさ。
われながら不思議でおもしろかった。
やめるっていうのは、捨てるってことじゃない。
安易に引き受けすぎて壊れてしまった。
制限をかけられた中で与えられた自由は尊い。
無事に一生を終えることを考えなければならない。
心にあれば、愛なのだ。
好きなものを好きでいられる道があるはずだ。
わたしは重たかったのだ。今までずっと。