うまいこといえない。

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三十娘が不惑をむかえて

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

 

いろんな意味であきらめがついた。
思い通りにならなかった自分の人生にもおおむね納得がいきつつある。
納得がいったら楽になった。
それなりに悩みはつきないけれど、少なくとも十年前よりかは生きやすい。
ないものを数えるばかりだった。大人になりきれていない三十歳の子どもだった。
普通に人並みに幸せになりたかっただけなんだけれど、わたしは普通でも人並みでもなかったらしい。
かといって特別でもない。うぬぼれでもないし卑下でもない。
でも、どうしようもないことはどうしようもないなりに前へ進まねば生きてはいけない。
十年のうち、ここ二年が間違いなく一番きつい。
好きなこともできずにただ稼いで食って寝るだけになったコロナ禍において、好きなことをするのにも勇気がいるのだと思い知った。
わたしは勇気とやる気だけはあった。あたりまえに備わっていた。
そのあたりまえにあった勇気とやる気を失って、今は死んだようになっている。生きているだけ。そういう病気だ。
そんな自分になり果ててしまったことがつらかった。自分をどうしても赦せない。
勇気とやる気を失ったからといって、別に愛がなくなるわけでもない。
それは自分が一番よくわかっていることだけれど、愛を証明するためには声に出し行動するしかない。
大好きな場所へ行くには、もういちど勇気とやる気を出さねばならない。
日常が戻りつつあるからといって、すぐにもとの自分に戻れるわけでもないのだから。
もしかしたら、無理に戻らなくてもいいのかもしれない。
十年かけて三十娘が四十女になったのだから、生きるための心構えが変わったように、好きなものとのつきあいかたもまた変わり目をむかえているのかもしれない。
だけど、手放したくはない。その想いだけは変わらない。