うまいこといえない。

うまいこといえない人がつたないなりに誰かになにかを伝えるための場所。

また旅がしたいから

ほんとうに天気がよかった。
さすが晴れの国、岡山。
台風が来る前に急いで出かけて正解だった。

リアルドンブラザーズだ。

サイコロきっぷの旅、二日目。
本日の予定は、パフェ食べてお土産買う。それだけ。
ホテルをチェックアウトしてすぐ倉敷に別れを告げて、岡山駅で途中下車。

 

アレキサンドリア、きらきらして宝石みたい。

みのるダイニングのぶどうパフェにした。
蒜山を擁する岡山は乳製品もおいしい。
ジャージー牛乳のアイスクリーム、カスタードクリーム、ヨーグルト。どれもおいしい。
フルーツをおいしく食べるにはパフェが最適解ね!!

 

お土産はままかりの味干しにした。
家族は海のものが好き。
ほんとはオーソドックスな酢漬けが食べたかったのだけど、お酢の食べものは人を選ぶ。
自分用にはむらすゞめと調布をお茶請けに。銘菓をバラ売りしてくれるのありがたい。
餡と求肥、おいしくないわけがない。

帰りの新幹線の中で食べた。箱で買わなかったのを後悔!

旅行のお土産は「食べるもの」と「残るもの」で考えて、だいたいいつも食べるもの重点的になる。
すぐにお腹の中に消えてしまうんだけど、それがいいのだ。また食べに行きたくなるから。
次行ったら地元本場のままかり酢漬けと、旬を過ぎてメニューが終わってしまってた白桃のパフェを食べたい。
白桃まるごとひと玉使ってるの。中にクリームが入ってるの。めちゃくちゃおいしそうだった。いつかぜったい食べたい。

 

そそくさと帰路に着く。
平日なのにわりと人がいたのは連休前だったからか。
中にはわたしと同じサイコロきっぷの人もいただろうなぁ。

駅にもあふれるマスキングテープ推し。

今回の旅、ほんとは水島あたりに宿とって工場夜景でも見に行こうかなとも思ってたんだけど、まあ駅と宿が離れてるのって元気のない時には地味にしんどいもんで。
宿に荷物置いて落ち着いたあと出かけていくのってパワーがいるよね。夜になるとなおさら。
わたしはチェックインしたあとはなるべく外へ出なくていいように計画を練る。

旅にもいくつかパターンがあって、目的ありきの旅、旅そのものを楽しむための旅、心と体を休めるための旅。
わたしの中ではざっくり三つに分かれる。
ぜったい宿に大浴場がないといやだって時もあるし、この店のあのメニュー食べる以外はノープランな時もあるし、帰省や競馬遠征みたいな「これだけのために」の旅もある。
だいたい「遠いところへ行きたい」時って日常に息がつまってて、非日常に癒しを求めてるから、今回は休息の旅。
不思議なもので、好きこのんで出かけてきたのに、帰る頃にはちょっと家が恋しくなっている。家族に早く会って話したいなって気持ちになっている。
エスカレーターで前の人が右側に立ち止まってる。「ああ帰ってきたなぁ大阪に」。ホッとする。
帰ってきたらきたで「あと一泊したかったなぁ」。名残惜しくなってくるから不思議だ。
いつだってないものねだり。人間ってそんなもの。

 

帰ってきたぞ〜

 

わたしは人間が好きだ。自分がきちっと人間をやるのが不得手なだけで。
なんとなくそんなことを思いながら、早くも次はどこへ行こうかと考えていた。
行きたいところがいっぱいある。だから、たまに旅行できるくらいがんばるっていうのはどうだろう。
人生における意気込みなんて、それくらいでいいのかもしれない。