うまいこといえない。

うまいこといえないひとがつたないなりに何かを残し誰かに伝えたいブログ。

大河と戦争

鎌倉殿の13人、録画して2回は観る。
いま平泉回を見返したところ。
誰も信じられなくなって、自分の敵がいなくなるまで滅ぼして、愛する身内まで手にかけてもまだ終わらない。
一度はじめた戦はすべてを壊してしまう。
壊れたものは元には戻らない。
怒りも憎しみも悲しみも、そこにいた人たちが死んでも消えない。呪いのように受け継がれていく。
今も昔もおんなじ。やっぱり戦争はだめだ。はじめちゃいけない。

なんて、今年の大河みてて戦争のことを想うなんて思いもしなかった。
もうとっくの昔に終わってる、物語のように語り継がれる合戦も、戦争であることに変わりはないのだからべつにおかしくはないか。

平家を滅ぼしたあと九郎と語らうのあんなに楽しみにしてたのにね、頼朝。
あくどいか、あくどいよのう。そうだねあくどいね。思わずそう返してしまった。悲しい。わかっているのだ、自分でも。
呪いのすべてを一身に受けて戦を終わらせようとしている。
覚悟なのだろうか? 誰も信じられないからではないのか?
誰も信じられないのは戦をはじめたからではないのか?
でもこの人も父を討たれた戦の被害者なのだ。他の誰かがはじめた戦の。

そんなことを近頃は考えてしまって、どうにもこうにも。感情で考えてしまって、どうにもこうにも。
大泉洋さんの演技が圧巻だった。もう頼朝にしか見えない。
頼朝を演じるのはしんどそうだなぁ。かなり精神を削られそう。
でもこれが大河でこそ見たい演技なんだ。