うまいこといえない。

うまいこといえない人がつたないなりに誰かになにかを伝えるための場所。

人の文章を笑うな

書き手と読み手、どんどん減っていってるよなあと感じる。
有益かつ刺激的でパッとみてわかりやすいコンテンツでないと、大多数のふつうの人はわざわざ素人の書いたものなんて選ばないんだろう。読むのって時間と頭使うしね。
書いてるほうもべつにおもしろいこと書いていっぱい読まれてやろうと思ってる人はそんなにいないんじゃないかな。わたしもそうだしね。
でもそれ以上に、書くのって頭を使う。頭というより気かな。
気を遣うことがいっぱいありすぎる。
誰だって、いくら書くのが好きだからっていっても、一生懸命書いたものを人に笑われたくないもん。

「お気持ち」「ポエム」っていう揶揄がとても嫌いだ。
もう何回も書いたし言ったと思うけど。
とりあえずそう言っといたら、なにかがわかったような、人の書いたものを上から目線で笑えるみたいな空気、あるじゃないですか今は。
こんなだからみんな書くのがめんどくさくなったんだよ。
人が想いを込めて書いた文章を嘲笑う人がいっぱいいてるから。
だから「お気持ちです」「ポエムですが」と予防線を張って、どこの誰ともつかない空気みたいなものにおうかがいをたてる人が増えてる。
じゃあもう書かないよ、ってなる人がますます増えてる。
書かない人が書きもしないのに笑うから、書く人が書くのをやめる。
悪循環すぎる。いやな世界になってしまったねえ。
もちろん、ぜんぶがぜんぶそうじゃないんだけど。

想いの丈を自分の言葉でつづって、なにが悪い。なにが恥ずかしい。
わたしは想いのこもった個人的な文章こそ読みたいし、大好きだし、素人がブログやSNSをやる意味はそこにこそあると思ってるから、「みんなもっと好きに書き散らしてくれよ〜!人の文章が読みたいんだよ〜!!」とは一生ずっと言っていく。
あとこれも何回も書いてるし言ってるし一生ずっと言っていくことだけど、書く人にも「書いて」以上に言うべきことがある。
自分で一生懸命書いた文章やつぶやきを、お気持ちとかポエムと貶めたり、駄文だなんてへりくだらなくてもいいんですよ。
人が一生懸命書いたものをどうこういって笑うほうが野暮なんだから。
誇りを持てとまでは言わないし、わたしもそこまではできてないけど、どうか自分で自分の文章を笑わないでほしい。
読む人は、どうかどうか、人の一生懸命な気持ちを笑わないでほしい。

人の文章を笑わないでよ。自分の文章を笑わないでよ。
お願いだから、みんな。