うまいことはいえないが。

書きたいように書いていたい。自分を救いたい。誰かになにかを伝えたい。

好きに嫌って、自由に離れて

「あぁ 嫌われたもんは仕方ないなぁ ま 好きに嫌えば」
「変なの 嫌われたら嫌い返さなきゃならないのか?」
という台詞が好きだ。「彼氏彼女の事情」の。高校生のときに読んでからずっと好き。あれは真理だなあ。
この真理に憧れながらもわたしはめちゃくちゃ弱いので、相手に嫌われたり去られたりしたら、これ以上こっちの好意で迷惑がらせてしまうのが嫌だから去る。
嫌いで去るんじゃない。相手を自分の好意から解放するためには、嫌われたり去られたりしたことから自分の心を守るためには、そうするしかないのだ。
「好きに嫌え」と言い放った椿みたいな強さはない。
今もまだ弱いしこっちからも去るけれど、「好きに嫌え」とは思えるようになった。
わざわざ追いかけて「嫌な思いをさせてごめんなさい、どうか赦してください」はやらないと決めた。
好くのも嫌うのも、去るのも拒むのも、善悪じゃなくて自由。なら誰も悪くない。仕方のないこと。「そっかあ、じゃあね」って心の中で言うだけ。
だから、もういいんだ。人の顔色をうかがったり、謝ったりしなくたって。
わたしだって自由に好きになったり離れたりするしね。

 

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