年が明けてから、心があわただしい。母を看取ってひとりで無事に生涯を終えるためには、ということばかり考えている。
人並みに人を好きになって、人に心を開いて、人との共生を望んで、結婚ができていればこんなことで悩まずに済んで、今ごろ暮らしも安定していたんだろうか。
子どもでも産んで、思う存分、人に尽くして、家の中で生きていただろうか。
なんてことまで考えたけど、それだと金と保身のために人を頼り結婚を望むみたいでもっとみじめな考え方だよなあと思いなおしてやめた。なによりそれをわたしが望まなかったんだし。
そういうことじゃないんだろう、結婚や家族っていうのは。共に生きたい人が他人だったか家族だったかの違いでしかない。
後者だと頼るべき人が家族と自分自身しかいないっていうだけの話で。わたしはそういう道を選んだってだけの話で。
しっかりしなければ。大人にならなければ。そして強くならねば。
自分ひとりで立って、家族を守っていけるくらいには。
その日の追記
