うまいことはいえないが。

書きたいように書いていたい。自分を救いたい。誰かになにかを伝えたい。

義理きょうだいの恋愛ものを楽しく読めなくなった

わたしに子はいないけど、子の親の歳でものを考えるようになったから、義理きょうだいの恋愛ものは「自分の知らないところで子どもが手つないだりキスしたりホテル行ったりしてたらやだなあ、育てかた間違ったんかって悩む」し、「恋をはじめる前に親に話つけなさいよ」と不信感が先に立つ。
そもそも親たちが離婚と再婚をして親たちの都合で連れ子にされた子どもが不憫だ。
親たちには「あなたたちの都合でさあ」、子たちには「連れ子とはいえきょうだいとして育ってるのにさあ」と、どちらにも嫌な感情を抱いてしまう。
わたし自身の両親がよくない離婚のしかたをして、わたしもそれで傷つけられたから余計にかもしれない。
何十年経ったいまでも父への恨みは消えない。軽蔑の念が消えることは一生ない。
そういう想いを子どもたちが背負っていて、ましてそれが誰かを想う気持ちを堰き止める原因になっているのだとしたら、たとえ創作とはいえつらい。
恋も愛も素晴らしいものかもしれないけど、人の関係性を一瞬でぐちゃぐちゃにするから、なんだか怖いんだよね。
わたしは父の気持ちも母の想いもいまだに理解できないでいる。