ゴールデンウィークがやってきた。
月初めのついたちとふつかはカレンダーどおりに仕事して、みっかからなのかまでが連休。
前半はひたすら掃除洗濯と整理整頓とレイアウト替えにいそしんだ。
おかげで居心地のいい家と部屋になった。家族は驚くし、喜ぶだろう。いつものこと。
ひとりで黙々と、大事な人と自分自身のために働く。
意外にもこういう時間がわたしを生き返らせてくれる。
後半はなにもしなかった。ほんとうになんにもしなかった。なんにもしないをした。
野球があれば野球を観て、野球がなければサイクルロードレースを観て。
自転車は弟の影響で観るようになった。
みんながひとりのエースのために走る、チームメイトの活躍をみんなで喜ぶ、気持ちのいい競技です。
これジャパニーズ・マインドにめちゃくちゃササると思うんだけどなあ。もっと知られて流行らないかなあ。
時間をかけて外国の景色を見ていられるから、そこも旅好きにはたまらない。いろんな山が、海が、街が、道がある。世界は美しい。競馬と出会った時も同じことを感じたなあ。
なにもなければテレビを消してぼんやり過ごす。
バラエティは耳に騒がしすぎて、ドラマは心に負担がかかりすぎて観られなくなった。
大河だけは観ている。どうする家康はおもしろい。
家康が等身大の人間として描かれていて、泣いたり笑ったり怒ったり、悩んだりビビったりヘタレたり。クスッとさせられて、番組が終わる時には元気をもらえている。
なにより松潤がキラキラしている。どこを切り取っても作画がいい。
そして人がいい。演技や立ち居振る舞いを見ている限り、たぶんものすごく素直で真面目でいい人だ。
アイドルって人に夢を与えるかっこいい仕事なんだなあ。この歳ではじめてそう思えた。
テレビを消したらツイッターを見たり、ブログを書いたり読んだり、通販サイトでほしいものを物色したり。
そうしているあいだに母の日の贈りものも決まった。
ひとりだと、ごはんもおやつもお夜食もより自由になる。
土鍋で米をちょっとだけ炊いて卵かけご飯にしたり。
夜遅くにコーヒーを淹れてチーズケーキを食べたり。
トーストに思いつく限りの具をのせて口いっぱい頬張ったり。
三時のおやつにホットケーキを焼いたり。
食べたいものをおいしく食べることはわたしを一瞬で幸せにしてくれる。
おなかが満たされたら、次はお風呂。
半身浴は毎日した。
買いためていた入浴剤をここぞとばかりに使って、うんと長風呂する。
お気に入りはアユーラのメディテーションバス。
飲みもののほかにアイスを持ち込んだりもする。もっぱらクーリッシュかアイスボックス。
アイスボックスにジュースを注いでもおいしい。
お湯に浸かりながらスマホを見ていると、いくらでも長湯できる。
本は濡れるのと、あんまりものを持ちたくないようにもなって、最近はほとんどKindleで買うようになった。
そのうちタブレットほしいなあ。
ストレッチはずっと毎日つづけている。
休日はさらにじっくりやる。
心と体が上向いてきたらきたでポジティブな食欲がわいてきて、結局よく食べている。
それでも体重と体型は変わらなくて、むしろちょっとずつ引き締まってきているから間違いなくストレッチが効いている。
食べものにも気を遣ったらぐんと痩せるんだろうなあ。
でも痩せたいというよりも健康で食べたいものを食べるために毎日体を動かしている。だからつづくんだろう。
いまいちばん、もうちょっとコンパクトにしたいのは下っ腹。
おなか自体はわりとがんばりに応えてくれるパーツだけど、下っ腹ってなかなか凹まないよね。
なのでもうちょっとしっかり負荷をかけるために、揺れるプランクのほかにバイシクルクランチを付け加えた。筋肉痛が心地よい。
おなか以外にも肩と脚のメニューもやっている。これも痩せというより仕事で凝り固まった体を伸ばしてほぐしてリラックスさせるため。
気持ちいいと筋トレはつづくのだ。
ゴールデンウィークが、楽しかったままでついに終わる。
最後の日に雨が一日中降ってくれて、外へも出なかったから昼寝もできたしゆっくり休めた。
休みの日って嬉しすぎて眠れなくなるくせに早くに目が覚めちゃうんですよねえ。遠足前の子どもか。
子どもの心を忘れないまま、ときどきは大人のひとり遊びを思いっきり楽しみたい。
さよならゴールデンウィーク。一年後にまた。
